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里山には、昔からいろいろな神様がいるといわれています。
「山神」(やまがみ)は山を守り、林業など山で働く人たちなどの安全を守る神様です。萩の里自然公園の入口付近の山神は鳥居とご神木だけであまり目立たないですが、素朴な信仰心と自然を愛する人たちの感謝の心に支えられ、訪れる人が年々多くなってきています。「山や自然を守り、働く人、山を訪れる人の安全を祈願したい」という船大工さんの願いで始まった神事が半世紀も続き、毎年12月12日には小さな山神祭りが行われています。白老町内にはほかにも幾つか山神があり、社台の「山神」は放牧した馬がしばしば熊に襲われたために、その霊を弔い、馬を守るために立てられました。また、中登別からクッタラ湖へいく途中の道路の脇にも、「山神」と刻まれた大きな石碑が建っています。明治時代、鉄道の室蘭本線を開く工事に使う材料の石切り場だった所です。作業の無事故を祈るために建立されたと伝えられており、石切場で働く人たちに信仰されていました。
昭和7年(1932年)、石山ブーベツの村営牧場に開拓団が入植しました。最初に雑木林と葦(アシ)の伐採と抜根、馬車道の造成など行い、馬や乳牛を飼育した頃に「地神」の石碑を建てました。地神の祭りを毎年5月に開き、子供相撲などがにぎやかに行われていましたが、いつの間にか消滅しました。
ウヨロ川流域では昭和50年(1975年)町内会が「五社地神」(ごしゃじがみ)の石碑を山すそに建立しました。石山地区は戦後の入植で人口は増えたのですが、毎年のように洪水に見舞われ、開拓民は大変な苦労をしました。地鎮(じちん)の意味をこめた地神で、毎年3月にお祭りし今に続いています。石碑はその後、別の場所に移設されました。

ウヨロ川下流の橋から少し離れた道路の近くに赤い祠(ほこら)があります。これが稲荷社(いなりしゃ)で昭和27年(1952年)にお堂が造営されたようです。戦後開拓で入植した人々がお祭りを行い、その後、近くの方が稲荷社を引き受けました。毎月15日にお祭りを行い、現在も続けられています。祠の中には油揚げが供えられています。


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